
INTRODUCTION
ガルシア・ロルカ悲劇三部作上演プロジェクトが最終章を迎えます。
スペインの作家ガルシア・ロルカは抑圧された女性たちの姿を生き生きと描きだします。
これまで、「かぞく」「ふうふ」の中に潜んでいる悲劇を上演してきました。
悲劇には不条理な現実に格闘する人物の姿を通して、
見るものたちに湧き上がってくるエネルギーをもたせる力があります。
「血の婚礼」は、実際に起きた事件を基にした戯曲です。
本上演では、俳優・ダンサー・歌手など、多彩な出演者たちとともに
舞鶴公園内を移動しながら観劇します。
歌と踊りが入り乱れる「ひみつ」の野外移動劇をお楽しみください!
序章:谷岡紗智の悲劇三部作 第1章:ベルナルダ・アルバの家 第1章:ベルナルダ・アルバの家@韓国 第2章イェルマ
STORY
その花嫁には秘密があった

南スペイン、アンダルシア地方のとある村で1組の男女が婚礼を交わした。
花婿は母親と2人暮らしの誠実な青年。
花嫁は父親と2人暮らしの優しく家庭的な娘。
裕福な家柄同士の結婚は王道とも言える幸福を約束した。
誰もが羨むような2人は完璧な家庭を築くはずだった。
そこに突如として現れた、花嫁のかつての恋人レオナルド。
彼は花嫁との別れた後、結婚して妻子と姑との4人で暮らしていた。
思いがけない人物の登場に、花嫁の心は激しく揺さぶられる。
2人の間に忍び寄る不穏な闇は、訪れるはずだった幸福を切り裂き始める。
運命の婚礼の日
花嫁はレオナルドと逃げ出した。
馬に飛び乗る2人。式場は騒然となる。
2人が駆け落ちしたことから巻き起こる悲劇とは・・・。
多彩な芸術家であるガルシア・ロルカが、
アルメリア県の殺人事件に着想を得て、土着的かつ象徴的なトーンで描きあげた名作戯曲。
DRAMATURG
創作のひみつ

山田恵理香の敬愛する演出家の和田喜夫が、血の婚礼のドラマトゥルクを担当します。
二人がメールで行なったやり取りを一部公開します!
血の婚礼がどのように創作されてきたのかを想像してお楽しみください。
RECOMMEND
応援コメント
ガルシア・ロルカ悲劇三部作プロジェクトに関わってくれた人たちから応援コメントが届きました!
SPECIAL
♡ひみつ♡の占いコーナー
生きていれば誰にでも、秘密のひとつふたつはあるものです。 宝物のような秘密もあれば、毒のように心を蝕む秘密もあります。 秘密は、それによっては心を苦しめるものであり、また、麻薬のように甘い喜びを与える側面もあるのです。 あなたにも、何か一つくらい、秘密があるはず…。 その秘密を一つ心に思い浮かべ、この診断で遊んでみましょう。 その秘密との向き合い方や、あなたのタイプがわかっちゃうかも…♡ 占い師 MOZA☆魔巣見
COLUMN
ひみつのコラム
血の婚礼のキャスト・スタッフによる「悲劇・ひみつ」をテーマにしたコラム。 あなたのひみつを呼び覚ますような読み物です。ぜひお楽しみに。
CAST
出演者

五味伸之

猛者真澄

八尋香菜

いしだま(テクテクハニカム)

扇せんす

田崎ちょこ(名島表現塾)

ツダマサコ

峰尾かおり

宮原一枝(ハエちち)

レオ(舞処李)

真吉

下田絢香

山本泰輔

五島真澄(PUYEY)

藤井啓子
STAFF
スタッフ
演出

演出:山田恵理香
大分県出身。九州大谷短期大学演劇放送コース卒業後、上京。
1995年より福岡を拠点に活動を開始。空間再生事業劇団GIGAを旗揚げする。2005年利賀演出家コンクールにて優秀演出家賞受賞。演出家として、人間が秘めている本質を炙り出す演出は数々の衝撃作と問題作を生む。演出作品「埋められた子供」が朝日新聞「回顧2006九州・西中国・沖縄」の特集記事に舞台部門のベスト作品として掲載される。福岡をアジアの舞台芸術交流地とすべく、シンガポール・中国・韓国など東アジアを中心に活動。国内外の演劇祭への招聘公演やプロデュース公演の演出も多数。俳優育成や演劇普及にも力を注ぎ、ワークショップ事業の進行役や市民ミュージカルの演出も行う。 一般社団法人日本演出者協会理事。ヒューマンアカデミー福岡校パフォーミングアーツ非常勤講師。
脚本

ガルシア・ロルカ
伝統的な詩型と多彩なイメージを用いて劇的に表した《ジプシー詩集》で独自の世界を構築。死、血、性といったスペイン文学の伝統的なテーマを新しい様式で復活させた。画家サルバドール・ダリや映画監督ルイス・ブニュエル、評論家セバスティア・ガッシュなど様々な親交があった。ダリには詩集を捧げており、彼の妹とも親しかった。また、作品の内容から彼は同性愛者であったと言われている。内乱の最中グラナダにとどまり、殺害された。
詩集
・ジプシー歌集(1928年)
・カンテ・ホンドの詩(1931年)
戯曲
・血の婚礼(1933年)
・イェルマ(1934年)
・ベルナルダ・アルバの家 (初演1945年)
振り付け
真吉
ミュージカル、テーマパークでダンサーの経験を積む。2005年よりコンテンポラリーダンス創作を開始。2008年から「真吉」として自主公演を行う。また演劇作品にも出演多数。「福岡ダンスフリンジフェスティバル」2012年観客賞受賞。近年は、市民演劇やミュージカルの振付を担当。2021年11月には油山市民の森にて、野外公演を開催予定。
山本泰輔
大阪出身。福岡を中心に、小学校や介護施設、ライブハウスから劇場、屋外など様々な場で踊る。「混浴温泉世界」「福岡ダンスフリンジフェスティバル」「ダンスダイブウィーク」などに出演。近年は、古家優里、井手茂太、Antibodies Collectiveなどの活動に参加。コンタクト・インプロを楽しむ場「コンタクト練習会」を開催中。アウトリーチにも多く出向き、共に動き、触れ合うことで開かれる感覚を伝えている。
ドラマトゥルク | 和田喜夫(劇団楽天団) | |
音楽 | ほたか | |
衣装 | 大野知英、服のよろず屋よこしま屋 | |
美術 | 津田三朗、池浦和彦 | |
音響 | 岩切秀樹((株)九州舞台) | |
舞台監督 | 鶴野良平((株)九州舞台) | |
宣伝美術 | 五味伸之 | |
宣伝イラスト・彫刻 | 津田三朗 | |
制作 | 王丸あすか | |
制作協力 | アートマネージメントセンター福岡(AMCF) | |
主催 | 空間再生事業劇団GIGA | |
助成 | 芸術文化振興基金、(公財)福岡市文化芸術振興財団「FFACステップアップ助成プログラム採択事業」 | |
後援 | 福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団 |
公演情報


▼日時
2021年
10月16日(土)16時開演
10月17日(日)16時開演
※受付開始は開演の20分前。
※少雨決行。荒天順延。
※順延日程:10月23日(土)、10月24日(日)
▼公開ゲネ
2021年10月15日(金)16時開演
▼料金
一般:前売3,000円/当日3,500円
学生:前売2,000円/当日2,500円
公開ゲネ:2,000円
▼会場
舞鶴公園(福岡市中央区城内1)
集合場所:舞鶴公演内 梅園
・地下鉄「大濠公園」から徒歩10分程度
・西鉄バス「福岡市美術館東口」から徒歩7分程度
・お車でお越しの方は舞鶴公園内にコインパーキングがございます。
お客様へお願いとご説明 |
・新型コロナウイルス感染症対策にご協力ください。 |
・観劇中は、舞鶴公園内を歩いて移動します。植物も多い所ですので、肌の露出は少なめに、スニーカーなど、歩きなれた靴でご来場ください。 |
・上演時間は2時間程度。途中休憩あります。敷物などお持ちいただくと良いかもしれません。 |
・車椅子でご来場のお客様は、事前にご一報ください。一部、ご覧いただけないシーンがあることが予想されます。 |
TICKET
チケット・ご予約
●空間再生事業 劇団GIGA
お名前・連絡先・ご予約日時・券種・枚数をお教えください。
メール:mail@spacegiga.com
お電話:050-5319-9109
CONTACT
お問い合わせ
本上演のお問い合わせは空間再生事業 劇団GIGAまでお願いします。
TEL:050-5319-9109(担当:王丸)
メール:mail@spacegiga.com
web:https://spacegiga.com/