ガルシア・ロルカ悲劇三部作第3章「血の婚礼」は、悲劇と書いて「ひみつ」と読みます。
血の婚礼のキャスト・スタッフによる「悲劇・ひみつ」をテーマにしたコラムを書いてもらいました。
あなたのひみつを呼び覚ますような読み物です。ぜひお楽しみに。
「ひみつの種類」
私のひみつ何があるかな?って考えた時思いついたのは、
大学を中退したこと。これは近所の人には言えないけど友達には言える秘密。
仕事に行くのが嫌でズル休みしたこと。これは職場の人以外なら言えそうな秘密。
Twitterで創作してること。これは同じ趣味の人には言えるけど他の人には言えない秘密。
あれ、言えない人はいるけど墓場まで持ってくようなひみつないな…って思ってたけど。夜寝る前のふとした瞬間とか、何かの拍子に深いとこにいた記憶の蓋が開いた。
〇〇〇〇〇てた、〇〇を〇〇た、〇〇〇と〇〇〇ってる、〇〇〇〇に行って〇〇だ、〇が〇〇〇を〇た…とか(笑)これは誰にも言えないし思い出したくない秘密。
一生忘れずに墓場まで持っていくどころか、忘れ去りたい秘密なんて面白い。
思い出して沈んだり恥ずかしくなったり悶えたりした後、再びこの秘密を深いところに眠らせる。そのうちこれを見ても思い出せなくなってたらいいな。
八尋香菜
血の婚礼サイト