ガルシア・ロルカ悲劇三部作第3章「血の婚礼」は、悲劇と書いて「ひみつ」と読みます。
血の婚礼のキャスト・スタッフによる「悲劇・ひみつ」をテーマにしたコラムを書いてもらいました。
あなたのひみつを呼び覚ますような読み物です。ぜひお楽しみに。
「秘密って」
「秘密をバラしたら、3000年の歴史が変わっちゃう!」、ミュージカル「王家の紋章」の中で、アメリカ人のキャロルが3000年前のエジプトにタイムスリップして、王子メンフィスへの一言。それはとても価値の高い秘密だな、と思った。
今日小学生に、「先生には秘密だから」と言われた。「え、教えてよ!」と聴くと秘密開示の条件を提示される。可愛い秘密だ。秘密を共有している子どもたちの結束は強まる。
ここ1ヶ月、この秘密のコラムに頭を悩ませ、秘密についてアレコレ考えた。今の私にとって秘密にするほど大切な事など無いかな。ただ言いにくい事は山ほどあるが、人に訊かれない限り言わない。言う必要がない。皆様もそうだろと思う。
実は友人の「秘密の結婚」を書き進めたが、NGが出てしまった。プライベートが明るみに出ることは、バラされる感覚なのかと思う。大人になると、人には言いにくい事が「秘密」になりうるだろう。
真吉
血の婚礼サイト