1st season:原点はお祭り|1995〜1999
1995年5月、山田恵理香を主宰として活動開始。同年11月、第一回公演「約束」を上演。以降、本公演を行う他に、養護老人ホームや養護学校への慰問公演や、地域のお祭りでのパフォーマンスなども行う。
1997年、廃病院を使ったアートフェエスティバル「GIGA ART LIVE97’「第2の存在・my second」を開催し、多くのアーティストが出店・参加した。
1999年、メンバーそれぞれの技術向上のため1年間の劇団活動休止を行う。
2nd season:奇人変人集まれ!|2000〜2004
2000年、劇団活動を再開。主宰を菊沢将憲に交代。活動再開で新たに加わったメンバーを中心とした新人公演「ヒシギ」を上演。
2001年、サーカスを舞台にした「Das Gukler marchen(原作:ミヒャエル・エンデ)」を上演し、北九州公演を行う。2001年より、一軒家を劇場にした「一軒家劇場」、オムニバス公演「悪魔の千年王国シリーズ」、路上公演など、劇場を飛び出した活動を展開。劇団員募集キャッチコピーで「奇人変人集まれ!」と呼びかけ、多くの表現者たちと活動を行う。
2003年、ファッションショー「Razzle double apple」、自主映画上映会「メガネっ子フェスティバル」など、演劇以外にも活動を広げて行く。同年11月、主宰の菊沢将憲が出演した映画「815」がバンクーバー国際映画祭で審査員特別賞を受賞する。
2004年、初の韓国公演「春に死んだふたり」を上演する。
3rd season:福岡から世界へ!|2005〜2009
2005年、当時日本で唯一の演出家コンクール利賀演出家コンクールで「悪魔を呼び出す遍歴学生〜謝肉祭劇集より〜」の上演で山田恵理香が優秀演出家賞を受賞する。韓国公演で出会った劇団トケビとの合同公演「夢十夜」を、福岡・韓国でそれぞれ上演する。
2006年、「埋められた子供」で静岡・福岡公演を行う。福岡大学の教授からの依頼で、授業内ゲリラ公演「除霊バトル〜恐怖の産業サービス」を行う。
2007年、福岡演劇フェスティバル、福岡環境映像祭、九大祭など多くのフェスティバルに参加する。
2009年、清流公園にて市民参加の市街劇「21世紀の市民劇『蝿』」を上演。
4th season:祝祭の始まりと終わり|2010〜2016
2010年、15周年企画として、京都の劇作家:田辺剛の新作戯曲「漂着」を京都・大阪・福岡で上演する。本作品を山田恵理香の祝祭劇第一弾として、以降第三弾まで続けて上演。
2011年、アジアの小演劇フェスティバルSTBD(小劇場第演劇フェスティバル)に招待され、雨月物語「吉備津の釜」を香港・上海・シンガポールで上演する。
2011年、山田恵理香の祝祭劇セカンドシーズンとして、W.B.イェイツの三部作を福岡・東京で上演。
2013年、モーリス・メーテルリンク「青い鳥」を「アオイトリ青イ鳥アオイ…」として上演。
2014年、五味伸之が中国で行われる野外フェスティバル「Wuzhen Theatre Festival(烏鎮演劇祭)」に参加。
以降、活動を一時休止する。
2016年、稽古やアートイベント「くうきプロジェクト」を行なっていた福岡市立青年センターが閉所する。最終公演として、「ふたりのお部屋」「ふたりのお部屋〜カップル編」を上演。
5th season:祭り、再び|2016〜2021
2016年、活動再開。韓国の演劇街:大学路で行われているソウル小劇場演劇フェスティバルに参加し、「10月の風鈴(脚本:谷岡紗智)」を上演。
2017年より、ガルシア・ロルカ悲劇三部作上演プロジェクト開始。「序章:谷岡紗智の悲劇三部作」、「第一章:ベルナルダ・アルバの家」を上演。
2018年、「作家に特化した劇場企画として夢野久作の作品を様々な表現で上演する「夢野久作劇場」を開始。春の夢野久作劇場では「涙のアリバイ-手先表情映画」「ルルとミミ」「笑う☆オシオンナ」を上演。秋の夢野久作劇場では、2018年9月〜2019年3月まで「犬神博士」を、舞踏家:垣内美希、博多仁和加、人形劇:小さな劇場屋さんとともに毎月上演する。企画運営に、夢野久作のお孫さん杉山満丸さん、箱崎水族館喫茶室と協力しながら活動。
同年12月、ガルシア・ロルカ悲劇三部作 第1章『ベルナルダ・アルバの家』の韓国公演を行う。
2019年5月、ガルシア・ロルカ悲劇三部作 第2章『イェルマ』、8月夏の夢野久作劇場「地獄祭」、9月野外での童話ワークショップとして夢Q散歩」を開催。12月、山田恵理香が理事を務める一般社団法人日本演出者協会主催の日本の戯曲研修セミナーin福岡vol.2リーディング上演「ジョン・シルバー」を上演。
2020年、月に一度テーマを設定して勉強会を実施。「障害と芸術」「音楽と演劇」「ミュージカル」「戯曲」「2.5次元」など開催。
2021年2月、子供とかつて子供だった大人に向けた名作劇場シリーズを開始。スティーブンソン原作、寺山修司脚本の「宝島」を上演する。
2021年10月、ガルシア・ロルカ悲劇三部作 第三章「血の婚礼」を上演。同年11月、ガルシア・ロルカ悲劇三部作上演プロジェクトの報告会を行う。